読み手「やまだ眸月真」のつぶやき

長崎の民話 第3話「光源寺の幽霊」

これは長崎でも超有名なお話です。
光源寺に伝わるこのお話、この木像は季節になるとテレビに登場して見るだけでも子供の頃からゾーっとしていました。
目を閉じて、そのニュースを見ないようにしていたように思うんですけれど。あらためて詳しくこの物語のことを知ると、豊かなお話だなぁと思えています。
なにか、ご住職のお話を聞いているような、そんな、説法を聞いているような思いになりますよね。
身ごもったお母さんの思いがせつせつと、ダイレクトに、伝わってきました。そして、結婚はしてしまったけれど、本当に好きだったんだろうなぁと、清永さんの思いも感じ取ることができました。
そして、さらにそれを見守る長崎の町の人、周囲の人のぬくもりもきちんと伝わってくる、これはすばらしい物語ですね。
長崎の宝物の一つだなぁと思いました。
それから「つばさ保育園」には、児童たちへの読み語りの際に使っていただけるように、このシリーズをダウンロードして、iPadを一台寄贈させていただきました。
みんなおとなしく聞いてくれるかなぁ、恐いかなぁ、壊さないように優しくiPadといっしょに、楽しく遊んでくれればいいなぁ、と思っています。

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