読み手「やまだ眸月真」のつぶやき

長崎おもしろ・よもやま話 第20話「長崎くんち今昔物語」

 「長崎くんち今昔物語」、私の中では大きな節目となった朗読でした。
遡ること15年前の西暦2000年。
長崎くんちの開催日とは別に、春と秋に日蘭くんちが開催されました。
長崎くんちの踊り町でもなければ、踊り町に参加したこともない私ですが、この時に初めて、
司会者としてくんちに関わることができました。
思うことが様々とあって、代々受け継がれていくもの、新しくなるものと感じ入ったことを思い出します。
この時、催しが終わった後に家族で帰る人達の後ろ姿を見て、私は強烈な憧れを感じました。
あんなに「家族がほしい」と思ったことは、これまでありませんでした。
その時の私は一人ぼっちの帰り道に、家族がほしいと切に願ったと思います。
それで今の家族があるように思うのです。
夫を紹介してくれたのは、傘鉾持ちの棟梁でした。
そういうこともあって、くんちへの感謝の念は忘れずにいたいと思っています。
そして、今後も私も読み手として、心を、読み方を、磨いていきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

 
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