読み手「やまだ眸月真」のつぶやき

長崎おもしろ・よもやま話 第32話「土用とウナギ、明清楽、方言の方言」

今回のお話、三つのお話が入った長編となりましたけれども、いかがでしたでしょうか。
私にとっては、思い出深い一編になりました。
というのは、最後のお話『方言の方言』
この中の式見の方言と茂木の方言が私には難しく、一人ではどうにもならないと思って、
Facebookで「式見出身の方、茂木出身の方いませんか?」と呼び掛けたところ、すぐコメントくださった方がいました。
その方達と電話でやり取りをしながら仕上げましたので、今回は、多くの方に協力をいただいて作り上げた感があります。
それでも、話し言葉は時の流れで変わっていくものなので、
例えば、『魚の尾を“しいお”とは言っていなかった』とか、『“いんにゃ”は言わないね』とか…。
その方達が子供の頃、若い頃でも、台本通りの言葉ではなかったとのことです。
また、『自分が育った所は茂木の山手の方。台本に書いてある茂木は海の方だから、言葉が違うんだろうね』とか、
そういう話をすることができて、とても豊かな時間を過ごすことができました。

 
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