読み手「やまだ眸月真」のつぶやき

グラバー園

第13話 グラバーさん

グラバーさんって、若干21才で、単身、ジャデーンマジソン商会の代理人として、上海から来日しているですよね。
極東の内乱寸前のこの島国、日本に乗り込んでくるのですから、なんていうですか、肝が座った若者だったんでしょうね。そして、日本人の女性と結婚して、最期まで日本に滞在し、息子さんも「倉場富三郎」という漢字の名前があって、お墓は外人墓地。坂本墓地にあります。息子さんと一緒に眠っています。

歴史にはよくある話ですが、幕末時流回天の際には時代に呼ばれるように、縦横に活躍をした方ですけれど、明治になると、表舞台からは退場してしまいました。
とはいえ、長崎の人々だけでなく、このスコットランド人は広く日本人に知られています。

私は、グラバーさんというと、商人だった、武器商人だったというイメージよりも、キリンビールの創立者、キリンビールの方へとイメージが広がっていくんですよね。
あのキリンのラベルが私は、子供の頃から大好きで、あの中に空間を感じるというか、広がりがあって、空をかけるキリンのイメージを、もうずいぶん子供の頃空想したように思います。

グラバー園は、夏は、夜まで開園してるんですよ。そこで美味しいビールが・・飲めるんです。大好きな時間ですね。是非、長崎にお越しください。いっしょに飲めるといいですよね。

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