読み手「やまだ眸月真」のつぶやき

長崎おもしろ・よもやま話 第25話「永見夏汀をしのぶ」

今回のお話いかがでしたでしょうか。
後半部分のお話、皆さんお分かりになったでしょうか。
永見氏が亡くなった翌々年のお話で、吉井勇先生は「去年、骨董屋で永見氏に会ったよ」
と言われているのです。
なので、永見氏は、この時もう亡くなっているはずなのに生きていたということになります。
だから本当は自殺なんかしていなくて、どこかで生きながらえていたのではないか・・・
というお話になるのかな?と、そういう思いで読みました。
とても興味がわくのは、永見徳太郎さんはわたしと誕生日が同じなんです。
なので、すごく語りかけられているような気がしていました。
永見氏は、財力があったからこそ、文化人を泊めることができたと思うんですけど、
そこに文化に対する深い思いがあったからこそ、話も弾んで楽しかったからこそ
文化人の方もこぞって泊ったと思うんですよね。
この文中にも書いてあるように、永見氏のことがもう少しクローズアップされ、
大切にされる長崎の町であってほしいな、と思いながら朗読を担当いたしました。

 
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