読み手「やまだ眸月真」のつぶやき

第22話 古賀十二郎

古賀十二郎先生といえば、長崎学の大家。
芸妓愛八さんと「長崎ぶらぶら節」探求の物語は「なかにし礼」さんの小説、また、映画となった「長崎ぶらぶら節」の中で描かれています。
お付き合いのある史談会の皆さんから聞いたお話だけですけれど、知的ありながら・・・粋人で・・・面白みがあって・・・変人といえば変人で・・・江戸から続く長崎の気分に、明治・大正の気風が加わった人物なんでしょうね。
この物語の原作者の永島正一さんも古賀先生とはご縁のあった方でしたけれども、長崎への貢献度を考えれば、もう二度と現れない知的な巨人・・ということなんでしょうか。
それでも、今この瞬間でも、未来の長崎学者さんたちが研鑽を積んでいることを祈っています。第2、第3の古賀十二郎いでよ。
そういう思いでいっぱいです。

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