長崎の民話 諫早島原編 第10話 「赤うで」 ご協賛:三共アメニテクス樺キ崎サービスセンター様 |
多良の峠を越えるとき「赤うで」というお化けがでるというので、「赤うで」を知るものは、皆怖がって日が暮れると峠を越えたくても超えられません。あるとき、七五郎という肝っ玉の太い男が、度胸試しに日が暮れてから峠を越えることになりました。さて、七五郎は峠を超えることができるのでしょうか?多良の峠にいたと言われている「赤うで」というお化けのお話です。 ※諫早市船越の西川武治さんのお話をもとに吉松祐一さんが編集したお話です。 |
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長崎の民話 諫早島原編 第9話 「稲妻大蔵」 ご協賛:東洋泣Aクアクララ西九州様 |
子供がほしくて仕方がなかった夫婦は祈りに祈って子供を授かります。天狗のような強さを持っている、その子の名前は稲妻大蔵。大蔵は相撲がとっても強くなります。しかし、その強さゆえにライバルから命を狙われることになってしまいます。いったい大蔵はどうなってしまうのでしょうか?天狗のような強さを授かった男の子、大蔵の物語です。 ※諫早市破籠井町の鵜林光太さんのお話をもとに吉松祐一さんが編集したお話です。 |
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長崎の民話 諫早島原編 第8話 「天にのぼった源五郎」 ご協賛:(財)九州電気保安協会長崎支部ト様 |
叩くと鼻が高くなったり低くなったりする不思議な太鼓が登場します。この太鼓を拾った源五郎のお話です。 ※島原市加美町の樋口正規さんのお話をもとに吉松祐一さんが編集したお話です。 |
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長崎の民話 諫早島原編 第7話 「オト女の火」 ご協賛:児島洋紙蒲l |
いつも岬で貝や魚を捕って生計を立てている、布津村のはずれに住むオト婆さん。ある日、まったく何も捕れない日がありました。あきらめて帰ろうとしたそのとき、足もとの岩の間から1メートルもありそうな大きな一本のタコの足がニョロっと出てきました。毎日1本ずつタコの足をとっていく、欲深なオト婆さんに起こった出来事とは???オト婆さんとタコのお話です。 ※布津町/隈部 守さんのお話をもとに吉松祐一さんが編集したお話です。 |
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長崎の民話 諫早島原編 第6話 「孝子田」 ご協賛:ユーピーアール蒲l |
加津佐町・六反田にいた働き者で親孝行の村人、安永安次さんのお話です。飢饉でお米のとれない年が度々ありましたが、安次さんは病に伏せるお父さんのために新米を食べさせてやりたいと願っていました。そうすると不思議なことに願いがかなってしまったのです。孝行息子が起こした奇跡のお話です。 ※加津佐町西宮町の林田さんのお話をもとに吉松祐一さんが編集したお話です。 |
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長崎の民話 諫早島原編 第5話 「与茂作川」 ご協賛:且寶シ商店様 |
口之津に住む与茂作は生まれつき絵がうまく、「生き絵かきの与茂作」と評判を得ていたました。あるとき、将軍の家光が与茂作の評判を聞き、絵を描かせるのですが、絵を描く時に使う水が原因で、結局うまく絵が描けず、与茂作は一時評判を落としてしまいます。それからしばらくして、与茂作は名誉挽回するのですが…。誰もが舌を巻くほど絵がうまいと言われていた山田与茂作のお話です。 ※口之津町大屋真乗寺の吉澤嘉麿さんのお話を吉松祐一さんが編集したお話です。 |
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長崎の民話 諫早島原編 第4話 「大智禅師と猿」 ご協賛:鰹、工組合中央金庫長崎支店様 |
加津佐町・岩戸山の中腹に「お猿のお墓」と土地の人から呼ばれる一匹の猿を刻んだ塔があります。この塔が建った由来に関する3つの言い伝えについてのお話です。*加津佐町西宮町の奥村孝亮さんのお話をもとに、吉松祐一さんが編集したお話です。 | |
長崎の民話 諫早島原編 第3話 「カッパの手」 ご協賛:鰹\八銀行様 |
イタズラ河童の神通力、赤峰法印という偉い坊さんの仏力…はてさて勝利の結末は?雲仙・温泉神社前の釈迦堂の上にある宝物館に納められている「カッパの手」にまつわるお話です。 ※雲仙古湯湯本ホテルの加藤元俊さんのお話をもとに、吉松祐一さんが編集したお話です。 |
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長崎の民話 諫早島原編 第2話 「猿葉山」 ご協賛:ワールドサンフーズ蒲l |
村人の与作は、上方見物に出かけた時に知り合った旅人が住んでいる山を訪ねます。立派な家で豪華な料理をご馳走になったあくる日、目を覚ますと旅人の姿ありませんでした。山のふもとの宿屋の主人に尋ねてわかった、その旅人の正体は…?!小浜・富津の港の前にある富津の弁天様にいたと言い伝えられている古狐のお話です。 ※小浜本町の中村吉人さんのお話をもとに、吉松祐一さんが編集したお話です。 |
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長崎の民話 諫早島原編 第1話 「かためぶね」 ご協賛:長崎卸センター青年会様 |
島原城下に住む若い医師・李庵はある時、若い娘の足の怪我を手当します。寛政4年、雲仙の普賢岳が大噴火し、続いて眉山の大破裂がおこりました。このときに起こった大地震にも、李庵や近所の人々は助かりました。彼らを守ったのは、一匹の大蛇でした。この大蛇は、以前、李庵が足の怪我を手当した娘だったのです。自分の身を挺して恩人の命を守った大蛇のお話です。 ※島原市湊中組/藤田 実さんのお話をもとに、吉松祐一さんが編集したお話です。 |
やまだ眸月真
長崎生まれ、長崎育ち、長崎在住。
長崎県立東高、長崎県立女子短期大学を卒業。
長崎「旅」博覧会のイメージソング「私ここにいます」でデビュー。
最近、出会ってたまらなく好きになった言葉 : 「縁尋機妙 多逢聖因」
出会いを重ねて人生を豊かに感じていくのが目標です。
ものしり手帳を通して、聞いてくださった方と長崎が、また登場人物との繋がりが
深くなることを願い読ませて頂いてます。
花唄 words and song by やまだ 眸月真
花の中に ひそむ ひたむきな愛 花を見る 心にも その愛は届く
花も枯れた この街に 今 愛が宿る 泣きつかれた この街に 今 愛 あふれる
時を超えて 咲き始める 花はここにある
風の中に 響く 静かな鐘の音 風をしる 心にも その鐘は響く
風も消えた この街に 今 鐘を鳴らす 泣きつかれた この街に 今 鐘は鳴る
時を超えて 鳴り続ける 鐘はここにある
* 心に街に 花は咲いて 心に街に 鐘は鳴って
ひとりは ふたりになって 愛を届ける
* くりかえし
ふたりは ひとりを育て 愛を届ける 愛を届ける