第3話 大浦お慶

幕末長崎の女傑です。後の外務大臣陸奥宗光等も多大の援助を受けたようで、彼女が風呂に入るときには三助役となったとか(真偽不明)。大きな時流の転換が 行われる時、歴史は大勢の人間を必要な時に登場させ、役を果たすと、無情にも使い捨てにしてしまいます。彼女も歴史のある時点の必要に応じて、懸命に生き て、そして挫折し、失意のうちに歴史の中に埋没していきました。